2010年7月8日木曜日

無量山 海藏院

北リアス線の陸中野田駅から歩いて10分、野田村の中心部に愛宕神社と背中合わせに海藏院があります。名刹らしい風格をたたえる海藏院の堂宇は、いずれも重厚感があります。本堂は、大火で類焼後、明治34年に建立。軒下の扇垂木、斗組(ますぐみ)のみごとな鐘楼は平成14年に改築されました。十世による由来記に、珊光国師が持参した品々の記載があり、そのひとつに、「鶴の一音(つるのひとこえ)」の銘をもつ茶釜があり、火災後くぐるまで、沸騰すると鶴の声に似た音をたてたといいます。

小田為綱(おだためつな)の墓
生没年:1839年〜1901年
学者・教育者・政治家。通称は仙弥。南部藩校作人館寮長時代には原敬、佐藤昌介らを指導。明治13年(1880)から翌年にかけて作成されたとされる「憲法草稿評林」は、民権論的な私擬憲法として注目される。

無量山 海藏院
岩手県九戸郡野田村

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