2010年7月23日金曜日

福聚山 大慈寺(盛岡市)

大慈寺の創建は寛文13年(1673)です。明治17年(1884)の火災により伽藍の大部分が焼失しましたが、盛岡市出身の原敬の菩提寺という事もあり山門など堂宇が再建されました。山門は明治38年(1905)に建てられた竜宮門と呼ばれる形式の楼門で、 下層が土壁で端部を曲線で仕上げられ、中国など大陸でよく見られる形式であり、盛岡市の保存建造物に指定され、境内を含む周囲一帯は環境保護地区となっていて寺町の雰囲気を今に伝えています。又、大正10年に東京駅で暗殺された原敬は、先祖の代に深い縁のあった大慈寺を引き立て、遺言によって大慈寺に葬られました。その墓所は山門の左手にあり、いまも訪れる人が多く花が絶えません。


原 敬(はら たかし)日本の政治家、幼名は健次郎。
生没年:1856年3月15日〜1921年11月4日
立憲政友会第3代総裁。第19代内閣総理大臣(在任1918年9月29日 〜 1921年11月4日)。正二位大勲位。

福聚山 大慈寺
岩手県盛岡市大慈寺町

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